〜エンジンオイルの交換時期は?〜

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エンジンオイルの交換時期はいつ頃?

エンジンオイル写真

「エンジンオイルはいつ頃交換すればいいの?」

人によって、あるいは車によってさまざまなエンジンオイルの交換時期があると思います。そんなエンジンオイルの一般的な交換時期について簡単に説明しています。

ここから「エンジンオイルの交換時期」について説明しています。

エンジンオイルはどうして交換が必要なの?

エンジンオイルは使用するにつれて「すす・酸化物」「熱」「ブローバイガスの混入」などによって、とても汚れ、劣化していきます。また使用していなくても空気に触れることによって酸化し劣化します。

その他エンジンオイルを劣化させる要因として「油温」があります。エンジンオイルの温度は高すぎても低すぎても良くありません。適正温度はおおよそ90℃〜120℃と言われています。渋滞や高速走行などで油温が上がり過ぎることや、逆に近所までの買い物や送り迎えで油温が低すぎる状況は、エンジンオイルの性能を劣化させる大きな原因です。

するとエンジンオイルの役割の「潤滑」「密封」「冷却」「洗浄」「防錆」の効果も低下し、エンジンオイル本来の性能が発揮できなくなっていきます。その為「4サイクルエンジン」の場合はオイル交換が必要になります。

エンジンオイルを交換したばかりなのに「黒く汚れる」というのはエンジンオイルの特性である「洗浄分散作用」が正常に働いていることの証です。故障などではないのでご安心ください。

また「2サイクルエンジン」の場合は、エンジンオイルは燃料と一緒に燃焼されるため「交換」ではなく「補充」が必要になってきます。

オイル劣化解説図

エンジンオイルはいつ交換すればいいの?

オイルの劣化は見た目では非常に判断が難しく、また使用状況によっても異なってくるために、一般的な交換時期の目安は「走行距離」「使用期間」で判断します。

チェック日頃のメンテナンスとして「油量の確認」を怠ってはいけません。長期間使用したエンジン、あるいはオイル漏れを起こしている場合などはオイル量も減っていきます。その為、定期的に「オイルゲージ」(エンジンに付いている黄色いフックの細長い棒状のゲージ)によって油量を確認する必要があります。

まず、エンジンオイルの交換は「早すぎるから良くない」ということはありません。

上記にもあるように使用するにつれてエンジンオイルの役割の効果も低下し、使用していなくても(エンジンを回さなくても)エンジンオイルは酸化し劣化します。ですので交換時期は早いのに越したことはありません。

しかし交換費用や手間のことを考えると出来るだけ先延ばしにしたいというのも多くの方の本音ではないでしょうか?ではいつ頃交換するのが良いのでしょう?

よく言われるのは「3000km〜5000km程度」だと思います。ディーラーやカーショップなどですすめられるのもこのような範囲だと思います。

しかし疑問もあります。

車種によって違いはありますが、ガソリンの自然吸気エンジン車の取扱説明書などにはそれよりもはるかに長い距離の「10.000km〜15.000kmあるいは6ヶ月〜1年、シビアコンディション(下記MEMO)の場合はおおよそ半分」という記載もあります。

エンジンの種類によっても違い、ディーゼルエンジンの場合は燃料に硫黄分が含まれていることから、ガソリンエンジンに比べてオイル劣化は早く、そのため交換時期も早まります。また「ターボ車」「直噴エンジン」「ロータリーエンジン」なども自然吸気のガソリンエンジンと比べて厳しい条件下でオイルを使用しているために交換時期は早まります。また「古いエンジン」は性能を維持するために、粘度のある(新しいオイル)オイルを必要とする為に交換時期も早まります。

その他、運転条件として、エンジンを高回転まで回す方(スポーツ走行も含む)と、そうでない方を比べた場合にもオイルの劣化具合は違います。

メモ シビアコンディションとは
一般的な使用条件とは「平坦な舗装道路を主に走行し、年間1万キロ程度走行する場合」のことを言います。それとは逆に「シビアコンディション」とは自動車にとって厳しい条件下で使用する場合を言います。
1. 悪路走行が多い・・・未舗装道路、砂利道、雪道などを頻繁に走る。
2.登降坂走行が多い・・・山道や坂道などを頻繁に走る。
3.短距離を繰り返し走行することが多い・・・1回あたりに走る距離が8km以下(駅までの送迎や近所への買い物など)

※メーカーによって多少違いがあるので、詳しくは取扱説明書をご覧下さい。
などの場合は取扱説明書に記載されたオイル交換時期(距離と期間)のおおよそ半分、あるいはどちらかの早い方を目安として交換して下さい。

このように「車種」「エンジン」「オイルの種類」「運転条件」などによってエンジンオイルの劣化具合は異なってくるため「3000km〜5000km程度」というように距離だけで交換時期を判断することは、少々無理があるように思われます。

「3000kmを超えたあたりからエンジン音がうるさくなった」と感じることもありますが、これは「オイルの粘度」が新品の状態よりも低下したことが原因ですが、エンジンの寿命を低下させる程の粘度低下ではありません。またオイル交換をしたばかりの状態では「加速がよくなった」と感じることもありますが、これは新品オイルは粘度が多いためにエンジンオイルの「密封作用」がより強く働いているために起こる現象です。

このようなことから一般的なエンジンオイルの交換時期は、それぞれの車の取扱説明書に記載されている「推奨される交換時期」の「距離と使用期間のいづれかの早い方」、また「シビアコンディションの場合はその半分」で交換すれば問題無いと思われます。

交換するオイルの種類に関しても取扱説明書に記載されているオイルを交換すれば問題ありません。高品質なオイルはお値段も高く設定されていますが、それにはいろいろ理由があります。詳しくは「エンジンオイルの種類や規格?」を御覧ください。

またオイル交換2回に1度はオイルエレメント(オイルフィルター)を交換することをおすすめします。