〜エンジンオイルの種類や規格?〜

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エンジンオイルの種類や規格に関するページです。

エンジンオイル写真

「エンジンオイルの種類や規格?」

エンジンオイルにはさまざまな種類や規格があります。そんなエンジンオイルの種類や規格について簡単に説明しています。

ここから「エンジンオイルの種類や規格」について説明しています。

エンジンオイルの種類って?

自動車のエンジンオイルは、その車のエンジンに合ったオイルを使用する必要があります。

大別すると4ストロークエンジン用のガソリンエンジンオイルディーゼルエンジンオイルの2つです。

4ストロークエンジンとは、「吸気」 「圧縮」 「膨張(燃焼)」 「排気」 の4つのサイクル(行程)でクランクシャフトが1回転して車を動かすエンジンのことで、現在、市販されている自動車のほとんどが4ストロークエンジンです。詳しくはレシプロエンジンをご参照ください。

またオートバイなどの2ストロークエンジンには「2ストローク専用のエンジンオイル」を使用します。(中略)

ガソリンエンジンオイルディーゼルエンジンオイルの基本性能は殆んど同じと言って良いでしょう。違う所と言えば、ディーゼルエンジンオイルには酸を中和させる為のアルカリ分が添加剤として多く入っているところです。

それはディーゼルエンジンは燃料に軽油を使用しており、軽油の中には「硫黄」が含まれていて、これが燃焼すると「硫黄酸化物」になり、この「酸」がエンジン内部を腐食させる原因になる為に中和する必要があるのです。そのようなことから「ディーゼルエンジンオイルをガソリン車に使用」しても問題はありません。しかし「ガソリンエンジンオイルをディーゼル車に使用」することは上記の添加剤のことからあまりおすすめはできません。

仮にガソリン車とディーゼル車の2台を所有している方には「ユニバーサルオイル」という「ガソリン車とディーゼル車のどちらにも使用できるオイル」があるので、「それぞれのオイルを購入するのは面倒」という方にはおすすめです。

メモ ガソリンエンジンオイルの記号は「S」で、商品には「SM」や「SL」などと表記され、ディーゼルエンジンオイルの記号は「C」で、商品には「CD」や「CF-4」などと表記されます。

「ユニバーサルオイル」の場合「SM/CD」や「CD/SM」のように合わせて表記され、先に書かれている記号のオイルを基準に製造されたことを意味します。(例:「SM/CD」の場合、先に書かれている「SM」つまりガソリンエンジンオイルを基準に製造されたことを意味しています。)しかし高出力を発揮する「重機やトラック」にはあまり適さないのでディーゼル専用オイルを使用することをおすすめします。メモ

またエンジンオイルは「オイルを作る製法」によっても分類されています。

それは「化学合成油」「部分合成油」「鉱物油」の3つです。

これら3種のオイルの事を「ベースオイル」と言い、通常この「ベースオイル」に「添加剤」をプラスした物を「エンジンオイル」と言います。「ベースオイル」+「添加剤」=「エンジンオイル」です。

「化学合成油」はナフサ、天然ガス、エチレンなどから化学合成された高級なベースオイルであらゆる条件下において安定した高性能を発揮します。

「部分合成油」とは「鉱物油」に「化学合成油」あるいは「水素化精製油」を20%〜30%混合した(経済性と高性能を併せ持った)ベースオイルということができます。

「鉱物油」とは原油から精製された現在もっともリーズナブルで普及しているベースオイルです。

エンジンオイルの種類

エンジンオイルの規格って?

エンジンオイルの規格は「品質の規格」「粘度の規格」に分けられます。

「品質の規格」として代表的なものは次の2つの「API規格」と「ILSAC規格」に分けられます。

API規格 ・・・ アメリカ石油協会(American Petroleum Institute) が定めたエンジンオイルの品質を定めた規格のことで、「ガソリンエンジン用オイル」なら「SA」〜「SM」までのグレードに分けられ「ディーゼルエンジン用オイル」なら「CA」〜「CF-4」のグレードに分類されています。API規格図
ILSAC規格 ・・・ 国際潤滑油標準化認定委員会(International Lubricant Standardization & Approval Committee)がAPI規格の「SH」以上のグレードを基に「省燃費性」を定めた規格のことです。ILSAC規格図

API規格とILSAC規格のグレード解説図

「粘度の規格」とはオイルの「粘りの度合」を数値で分類したものをいいます。

エンジンオイルは「低温時では硬く、高温時では柔らかい」という特性をしています。なので「エンジンの種類や運転状況、また住んでいる環境」に合ったエンジンオイルを使用することが必要になります。

その粘度を表した代表的なものとして「SAE規格」があります。

SAE規格 ・・・ SAE(Society of Automotive Engineers)とは機械関連の専門家を会員とするアメリカの非営利団体のことで、「自動車」「トラック」「船舶」「航空機」など自力動力で動く機械(ビークル)すべてのものに関する標準化機構のこと。オイルの規格もその一つで「アメリカ自動車技術者協会」として「オイルの粘度」を定めた規格として広く普及しています。

オイルの容器に書かれている文字で「10W-30」のような数字を目にしたことがあると思います。

これはオイルの低温時での粘度高温時での粘度を表した数字です。

前の数値(10W)が「低温時」での粘度で「10W」の「W」とは「Winter/ウィンター(冬)」、つまり寒い「冬」での粘度の度合を表したものという事になります。

この数値が小さければ小さいほど「低温時でも柔らかいオイル」であることを意味しています。つまり「朝一のエンジンの始動性が良い」ことや低粘度のため「燃費が良い」などの効果があります。

※中には「0W-20」といった「非常に低粘度なオイル」もありますが、これらは「省燃費オイル」といって「エコカー」向けのオイルです。燃費が良くなるからといって使用することはおすすめできません。説明書に規定されたオイルを使用することをおすすめ致します。

また、後ろの数値(30)は「高温時」での粘度で、数値が大きければ大きいほど「高温時(エンジンを高回転で回していても)でも硬さを保ったオイル」であるということです。スポーツ走行をする場合などに向いています。

一般的にこの低温時の数値と高温時の数値の幅が大きいほど、あらゆる走行条件に対応しているということになります。

オイル粘度解説図